年次報告書

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年次報告書

総括班

26年度の研究実施計画

(1)情報発信量の増大に対応すべく、領域のホームページの充実を行い、迅速性、集約性を高める。

(2)計画研究班間における異分野融合を効果的に推進するために、これまでに蓄積した「バイオミメティクス・データベース」に基づく画像検討会を定期的に開催し、計画班の研究を補完する研究課題や新規課題を抽出する。

(3)生きた状態で高解像度電子顕微鏡観察を可能とする「ナノスーツ法」(バイオミメティック・バイオフィルム)の普及を図るとともに、「バイオミメティクス・データベース」への画像データ集積を行う。

(4)総括班内に設置した産官学連携委員会を強化する。バイオミメティクス国際標準化の国内審議機関である高分子学会や顕微鏡学会、応用動物昆虫学会など、関連の学協会、産業界との密な連携のもとに、異分野連携、産学連携に関する定期的な情報発信を行う。

(5)海外の研究開発動向を収集分析するとともに、国際連携の可能性をはかる。具体的には、6月にフランスのCEEBIOS(Centre Européen d’Excellence en Biomimétisme de Senlis)を訪問し連携にむけた会議を開催する。

(6)10月にベルギーで開催される国際標準化の会議に出席するとともに、ヨーロッパ主要メンバー国の協力を得ながら、バイオミメティクス知的基盤構築の標準化提案の実現に向けた活動を行なう。

(7)公募班と計画班との連携を深めるために、国際会議および全体会議を開催する。

(8)「生物と工学の融合」を主題とする大学院・学部学生への講義や、企業研究者へのリカレントを通じて教科書編集を行う。

(9)博物館機能を利用して、市民講座や定期刊行物等による市民向け情報発信を図り、サイエンスコミュニケーションの観点から我が国の科学・技術を文化として育むことに資する。総合的な視点に基づく啓蒙書、参考書、ハンドブック等の編集作成を企画し、普及ならびに次世代人材育成に寄与する。

26年度の実績報告概要

本領域は、生物学・工学・環境科学の異分野連携によって、「生物多様性」に学び「人間の叡智」を組み合わせた新しい学術領域とし ての「生物規範工学」を体系化し、技術革新と新産業育成のプラットフォームとなる「バイオミメティクス・データベース」を構築す るとともに、生物学と工学に通じた人材を育成することを目的としている。26年度は以下の成果を達成した。 (1)A01班で蓄積した「バイオミメティクス・データベース」に基づく画像検討会を開催し研究班間における新規課題の抽出を行った 。(2)千歳科学技術大学ナノテクノロジープラットフォームと連携し、生きた状態で高解像度電子顕微鏡観察を可能とする「ナノス ーツ法」(バイオミメティック・バイオフィルム)の普及を図った。(3)総括班内に設置した産官学連携委員会を強化するために、 バイオミメティクス推進協議会を設立した。(4)6月にフランスのCEEBIOSを訪問して国際共同研究ならびに博物館連携にむけた会議 を開催し、定例化することとした。(5)10月にベルギーで開催された国際標準化(ISO TC 266 Biomimetics)の国際委員会に出席 し、我が国から提案したバイオミメティクス知的基盤構築の標準化に向けた報告を行うとともに、次回の国際委員会を京都で開催する こととした。(6)異分野連携を深めるために、班間連携で「昆虫の飛翔に関するワークショップ北海道版」を企画した。高分子学会 、日本化学会、動物学会、応用動物昆虫学会等においてバイオミメティクスの特別セッションを開催した。(7)大学院・学部学生へ の講義や企業研究者へのリカレントを目的として、教科書編集委員会を設置しSpringer社との出版企画を始めることとした。(8)ア ウトリーチ活動として北海道大学綜合博物館においてバイオミメティクス市民セミナーを定期開催した。

(アーカイブ)

 

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