【2015.4.17】國武豊喜先生文化勲章受章記念シンポジウムが開催されます
高分子学会は、本会会員・終身会員である國武豊喜先生の平成26年度文化勲章受章を記念して、『國武豊喜先生文化勲章受章記念シンポジム』を開催することにいたしました。國武豊喜先生の文化勲章受章は、「分子組織化学」の国際的な学術潮流を生み出すとともに我が国の科学技術の発展に多大なる貢献をした功績によるものであり、「分子組織化学」の学術的な重要性と産業技術への展開を広く世の中に紹介することは高分子学会の社会的使命であります。今般は、「分子組織化学」がもたらした学術の潮流と産業への展開について、ナノテクノロジー、自己組織化、バイオミメティクス等の幅広い領域における最先端の研究開発事例を紹介していただくとともに、「分子組織化学」ならびにナノ高分子科学がもたらす我が国科学技術の将来展望を産官学で共有する場としたいと存じます。
國武豊喜先生文化勲章受章記念シンポジウム
-分子組織化学ならびにナノ高分子科学の創成と発展-
日 時:平成27年4月17日(金) 13時~18時15分
会 場:東京コンベンションホール
〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1-1 東京スクエアガーデン5F
TEL : 03-5542-1995 FAX : 03-5542-1994 http://tokyo.conventionhall.jp
主 催:公益社団法人高分子学会
共 催:公益社団法人日本化学会、高分子同友会
協 賛:一般社団法人ナノテクノロジービジネス推進協議会、公益社団法人新化学技術推進協会、文部科学省科学研究費新学術領域「生物規範工学」
後 援:日刊工業新聞社、株式会社エヌ・ティ―・エス
参加費:無料(定員200名 事前登録制)
プログラム案
13:00~13:10
開会の挨拶 高分子学会会長 高原 淳 (九州大学 教授)
13:10~13:20
来賓挨拶 川上 伸昭(文部科学省 科学技術・学術政策局局長)
13:20~13:50 基調講演
「分子組織化学の発展」
國武 豊喜(九州大学名誉教授 北九州産業学術推進機構 理事長)
13:50~18:00 最先端の研究開発事例の紹介
13:50~14:20 招待講演1 ナノバイオメディカル分野
「高分子の自己組織化に立脚したドラッグデリバリーシステム」
片岡 一則(東京大学 教授)
14:20~14:50 招待講演2 エレクトロニクス分野
「自己組織化エレクトロニクス実装技術」
中川 徹(パナソニック(株)エコソリューションズ社 先進コンポーネント開発センター)
14:50~15:20 招待講演3 生物学・医療分野
「バイオミメティクスとしてのNanoSuit®法」
針山 孝彦(浜松医科大学 教授)
15:20~15:50 招待講演4 構造材料分野
「しなやかなタフポリマー:自動車から見たタフな高分子への期待」
原田 宏昭 (ImPACT 伊藤プロジェクト、日産自動車株式会社)
15:50~16:00 休憩
16:00~16:30 招待講演5 ナノ材料分野
「ナノチューブアーキテクトニクス: 二分子膜から一分子膜へ」
清水 敏美(産業技術総合研究所 フェロー)
16:30~17:00 招待講演6 分子組織化学分野
「分子の自己組織化に基づくフォトン変換システムの構築」
君塚 信夫(九州大学 教授)
17:00~17:30 招待講演7 ソフトナノ界面材料分野
「界面の分子組織化:ナノ界面計測と摩擦研究への展開」
栗原 和枝(東北大学WPI 教授)
17:30~18:00 招待講演8 将来展望
「自己組織化ナノテクノロジーがもたらす新しい科学技術の世界」
亀井 信一(株式会社三菱総合研究所)
18:00
閉会の挨拶 記念シンポジウム実行委員長 秋吉 一成(京都大学 教授)
講演会終了後、懇親会(有料)を予定しています。
詳細は、 高分子学会HPをご覧ください。
http://main.spsj.or.jp/pdf/kunitakesympo.pdf
なお参加申し込みは下記よりお願いいたします。
参加申し込み用URL:
http://www.spsj.or.jp/entry/
150417記念シンポジウム案内
【2015.3.28】第59回日本応用動物昆虫学会大会小集会「光の エントモミメティク ス:構造色と視覚の模倣」を開催します。
2015年3月28日、B01-4班の高梨琢磨先生と森直樹先生が山形大学小白川キャンパスにて、第59回日本応用動物昆虫学会大会小集会「光の エントモミメティクス:構造色と視覚の模倣」を開催します。
第59回日本応用動物昆虫学会大会小集会
「光のエントモミメティクス:構造色と視覚の模倣」
日 時:2015年3月28日 14:30~16:00
会 場:山形大学小白川キャンパス基盤教育3号館321教室(G会場)
世話人:高梨琢磨・森 直樹
プログラム:
1)バイオミメティックによる構造色を模倣した人工タマムシ ○不動寺浩1・針山孝彦2・山濱由美2・吉岡伸也3・石井大佑4・木村賢一5・久保英夫6・下村政嗣7・魚津吉弘8(1物質・材料研究機構、2浜 松医科大、3大阪大学、4名古屋工大、5北海道教育大、6北海道大学、7千歳科学技術大学、8三菱レイヨン)
タマムシの鞘翅は多層膜構造による干渉によって鮮やかな色(構造色)を創出すると同時に、種内コミュニケーションの信号を発信する役割を持ってい る。新学術領域研究「生物規範工学」の計画B01-2班では生物表面構造を規範とした新し
い光学材料の開発を進めている。最近、ミドリフトタマム シの構造色を模倣した人工タマムシの作製に成功した。タマムシ鞘翅の表面構造を転写したレプリカモールドを作製した。このレプリカモールド表面に ポリスチレンコロイド粒子
の懸濁液を塗工・乾燥させ規則配列させた。さらに配列粒子間にシリコーンエラストマーを充填することで固定した。コロイ ド粒子の粒子サイズ、粒子間隔を精密に制御することでミドリフトタマムシの構造色を模倣することが可能になっ
た。本講演では人工タマムシの作製方 法、光学特性として反射スペクトルの比較、ヤマトタマムシに対する人工タマムシの誘引効果について報告する。
2)昆虫の視覚世界の模倣による新しい誘引・隠蔽技術の開発
○弘中満太郎・針山孝彦(浜松医大・生物)
昆虫は光の属性を利用して,ヒトとは異なる視覚世界を構築し行動している.そのため昆虫の視覚世界を解明して人工的に模倣することで,ある物体に 行動解発のための強い刺激を付与したり,物体を隠蔽したりする技術を開発できる可能
性がある.その一例として,昆虫の走光性をモデルとした我々の 一連の研究を紹介する.昆虫走光性は数多くの研究者により古くから研究されてきたが,その行動メカニズムと適応的意義は今も明らかになっていな い.我々は,農業害虫
を中心とした様々な昆虫を材料に,光源に対する視覚定位行動を詳細に観察した.そして昆虫走光性とは,自然環境に存在する物 体の視覚的エッジへ定位する行動が人工光源に対して引き起こされたものである,という「エッジ注視仮説
(edge fixation hypothesis)」を新しく提案している.この考え方に基づくことで,予察灯,色彩粘着トラップ,吸引式ライトトラップ,電撃殺虫器,粘着式ライト トラップ,燈火採集用ライト,パントラップといった農業,製造業,小
売業,学術研究などの分野で利用される多彩な視覚トラップの誘引効果の増強と,これまでにない低誘虫光源の開発の可能性があることを示す.
※大会参加のお申し込み・会場の詳細については下記URLをご参照ください
http://59.odokon.org/
【2015. 3. 26-27】平成27年3月26日(木)~27日(金)に、日本大学理工学部船橋キャンパスで開催される日本化学会第95春季年会において、バイオミメティクスのセッションが開催されます。
日本化学会第95春季年会で開催されるアドバンスト・テクノロジー・プログラム(ATP)において、「T2. 話題の技術~実用化のカギを握る新材料~ B) 倣う―バイオミメティクスと新材料」が企画開催されます。
http://www.csj.jp/nenkai/95haru/5-1.html#atp2B
T2. B.倣う―バイオミメティクスと新材料
オーガナイザー:下村 政嗣(千歳科技大・教授)
趣旨 バイオミメティクスの現代的な意義は,生物の進化適応の背景にある「生き残り戦略」の“パラダイム(規範)”を見いだし,「自己組織化」を含むモノつくりプロセスの革新を図ることで,持続可能性に寄与することです。バイオミメティクスは,“ビッグデータ”でもある生物多様性を原資としており,“生物学と工学を情報で結ぶ”異分野連携に基づく総合的な取り組みが不可欠です。さらに,バイオミメティクスの国際標準化が具体化するなか,国際連携,地域連携,産学連携,博物館連携など多様な連携に軸足を置き,新ビジネス創出の求心力となる“場”であるオープンイノベーション・プラットフォームが求められます。“総花的なトピックス”と思われているバイオミメティクスを総合的工学体系として構築するために議論の場を持ちます。
実施日
3 月 26 日 (木) ・ 27 日 (金)
プログラム
3 月26 日
<午前>
09:30-
オーガナイザー趣旨説明(千歳科技大)下村 政嗣
09:40-
海洋生物の親水性表面を規範とした防汚表面の調製(工学院大)小林 元康
10:10-
サメ肌模倣階層構造の作製と摩擦特性評価(千歳科技大)平井 悠司
10:40-
フナムシの微小流路構造を模倣した液体輸送デバイスの設計(名工大)石井 大佑
11:10-
新材料の宝庫―博物館生物標本から“倣う”仕組みを作り出す(北大)大原 昌宏
<午後>
13:00-
Ontology-Enhanced Thesaurus:生物学データを工学に活用する画期的手法(北陸先端大)溝口 理一郎
13:50-
シリコーン鋳型を利用したミドリフトタマムシの構造色の模倣(物材機構)不動寺 浩
14:20-
生物の自己修復/分泌メカニズムに倣った機能性材料(産総研)○穂積 篤・浦田 千尋・DUNDERDALE GARY・ENGLAND Mathew
15:00-
生物の動的構造色をヒントにした表面増強ラマン散乱基板の作製(北大電子研)居城 邦治
15:40-
真空紫外光(VUV)と水和物架橋を用いた低温大気圧ハイブリッド接合(物材機構)重藤 暁津
16:10-
分子系バイオミメティクスの動向(東北大多元研)齋藤 正男
16:40-
Pollen Biomimetics: Preparation of Polymer Microparticles with Self-Organized Surface Structures(CIST )Karthaus, Olaf
3 月27 日
<午前>
09:30-
自己組織化,時空間機能,そして揺律創発―origin of life, origin of intelligence に向けて―(東工大院総理工)原 正彦
10:20-
深海生物の特異な生存戦略に基づくバイオミメティクス(海洋機構海洋生命理工学研究開発センター)出口 茂
10:50-
金ナノ粒子のウイルスタンパク様自己集合(北大電子研)新倉 謙一
11:20-
海綿動物の生活様式を模倣したバイオミメティクスの可能性(海洋機構海洋生命理工学研究開発センター)椿 玲未
<午後>
13:00-
電子線顕微鏡によるソフトマテリアルナノ構造観察の新展開(九大先導研)陣内 浩司
13:40-
自己組織化シワの羽ばたき翼膜への応用(千葉大院工)田中 博人
14:20-
バイオミメティクスに関する市民及び産業界の意識調査(産総研)安 順花
14:50-
バイオミメティクスの国際標準化最新動向(産総研)阿多 誠文・安 順花・○関谷 端木
15:20-
バイオミメティクスに関する国内外の政策動向(富士通総研)○長谷川 誠・田中 寛樹・大塚 宏子・佐々木 一人
【2015. 3. 23】第32回エアロ・アクアバイオメカニズム学会定例講演会が開催されます。
エアロ・アクアバイオメカニズム学会事務局から下記のご案内を頂戴しましたので、お知らせいたします。
エアロ・アクアバイオメカニズム学会事務局の東海大の稲田です。
第32回エアロ・アクアバイオメカニズム学会定例講演会を下記の概要で開催いたします.今回の定例講演会は東京電機大学で行うことになりました.ふるってご参加ください.
今回は,年に一度の総会も開催されますので,会員の方はご参加下さい.また,本学会での一般講演を募集いたしますので,ご応募くださいますようお願いいたします.
【1】開催日時・場所
日 時:2015年3月23日(月)12:30~18:20(予定)
会 場:東京電機大学 東京千住キャンパス 百周年記念ホール
(〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番)
<キャンパスへの案内>
http://web.dendai.ac.jp/about/campus/senju.html
http://web.dendai.ac.jp/access/tokyosenju.html
参加費:本学会会員は3000円,非会員は4000円,学生はいずれも無料.
※懇親会:同日 講演会終了後,場所未定(決まり次第ホームページ
にて掲載いたします)(予算:3000円)(予定)
【2】内容
・総会
・招待講演
・一般講演
・懇親会
【3】一般講演の申込み
一般講演を希望される方は,氏名,連絡先(勤務先,同住所,所属,電話, 番号,FAX番号,E-mailアドレス),講演題目及び講演要旨を下記の事務局までE-mailにてお送りください.その際,
・和文および英文の題目
・100‐200字程度の講演要旨(和文,英文の両方)
をお願い致します.締め切りは 2015年1月26(月)です.
また一般講演を希望される方は,講演要旨とは別に下記の書式にて講演原稿を電子メールにてお送りください.
1.講演原稿原稿書式は以下のリンクからダウンロードしてください.
http://abmech.org/32th/SymposiumFormat.doc
http://abmech.org/32th/SymposiumFormat.pdf
A4サイズ2枚でご作成ください.(なお,招待講演はA4サイズ4枚です)
締め切りは 2015年2月23日(月)です.
2.講演原稿送付
講演原稿はMS-WORDあるいはpdf文書(プレス品質)形式で下記の
事務局までE-mailの添付書類でお送りください.
○講演申込先・原稿送 付先:
エアロ・アクアバイオメカニズム学会事務局:
稲田喜信
E-mail:<inada@tokai-u.ac.jp>
(上記全角@を半角@に 置き換えてご利用ください..)
もしくは
〒259-1292 神奈川県平塚市北 金目4-1-1
東海大学 工学部 航空宇宙学科 航空宇宙学専攻
稲田喜信
TEL: 0463-58-1211 (Ext.4453),FAX: 0463-50-2060
【4】招待講演
講演者、講演テーマとも未定ですが、決まり次第ホームページにて掲載いたします.
【5】参加申し込み
講演会への参加をご希望の方は,参加名簿作成の都合上,下記の
情報を記載の上,2015年3月11日(水) までに電子メールもしくはFAXにて
事務局まで「エアロアクアバイオ参加申込」の件名にてお送りください.
参加費(会員の方:2015年会費), および懇親会費は,当日会場にて
お支払いください.
———————————————————–
氏名:
勤務先,所属:
郵便番号,住所:
Tel:
Fax:
E-mail:
会員資格(正会員,非会員,学生会員,一般学生)
懇親会申込(する,しない)
———————————————————–
○申込および問い合わせ先
事務局:
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学 工学部 航空宇宙学科 航空宇宙学専攻
稲田喜信研究室内
エアロ・アクアバイオメカニズム学会事務局
E-mail: inada@tokai-u.jp
上記E-mailア ドレスの全角@を半角@に変更してご利用ください.
TEL: 0463-58-1211 (Ext.4453),FAX: 0463-50-2060
○非会員の方へ:
本学会の会員でない方が学会(講演会)へ参加される場合,そのつど参加費4,000円(会員は3,000円,学生は無料)を徴収し,学会資料をお渡しします.
なお,会員になりますと過去の学会資料集も学会HPからダウンロードできます.本学会は年会費は2,000円(正会員),学生は無料です.
<入会の手続き方法>
入会ご希望の方は事務局までお知らせください.事務局から送金先を別途ご連絡いたします(学生会員の場合は事務局までの連絡だけで結構です).
なお,ご入会希望で第32回定例講演会に参加の方は,当日の受付で年会費をお支払いになり,会員資格で参加していただいても結構です.
【2015.3.19】「自然模倣技術・システムによる環境技術開発に関わるワークショップ」が開催されました。
日時:2015. 3. 19
場所:北海道
(さらに…)
【2015. 3. 19-20】3月19~20日に「自然模倣技術・システムによる環境技術開発に関するワークショップ」ならびに「生物画像データベース検討ならびにナノスーツ法に関するワークショップ」を開催します。
日時:2015. 3. 19-20
場所:北海道
(さらに…)
【2015. 2. 14】九州大学にて、国武先生の文化勲章受章記念講演会が開催されます。
日時:2015. 2. 14
場所:福岡県
(さらに…)
【2015. 2. 19】大阪工業大学 界面化学研究会 第8回講演会が開催されます。
大阪工業大学 界面化学研究会 第8回講演会
日 時:2015年2月19日(水) 16:00~
会 場:大阪工業大学 うめきたナレッジセンター
(グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC9階)
http://www.oit.ac.jp/umekita/index.html#Institution
共 催:文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究
「生物多様性を規範とする革新的材料技術」、「元素ブロック高分子材料の創出」
講演者:Thomas.P.Russell教授(UMass)
“Structuring Liquids With Nanoparticles”
参加費:無料
参加申込先・問合せ先:
大阪工業大学工学部応用化学科 藤井 秀司
E-mail: syuji.fujii@oit.ac.jp(TEL: 06-6954-4274)
タイトルは【大阪工業大学 界面化学研究会 講演会申込】としてください。
申し込み締切日:2015年2月16日(月)22:00
Prof. Russell講演会案内 2
◆ 活動報告はこちら ◆
【2015. 1. 30】2015年1月30日に高分子学会バイオミメティクス研究会が開催されます
日時:2015. 1. 30
場所:東京都
(さらに…)
【2015. 1. 16】石井大祐先生(B01-2班)が、第9回わかしゃち奨励賞 優秀賞を受賞しました
愛知県、(公財)科学技術交流財団及び(公財)日比科学技術振興財団が主催する
優れた若手研究者の研究テーマ・アイデアの提案に対する顕彰制度「わかしゃち奨励賞」を設け、表彰を行っております。
今年度は「環境・エネルギー」をキーワードに全国から斬新なアイデアを募集し、石井先生の
「吸引不要な自発液体上昇現象を利用した水-オイル分離技術の構築」が優秀賞を受賞しました。
詳細はホームページをご参照ください。
http://www.pref.aichi.jp/0000079449.html
(受賞)