A01生物規範基盤
国立科学博物館などが収蔵する生物資源インベントリーを基盤とし、本研究の成果を追加・統合して「バイオミメティクス・データベース」を構築する。さら に、データマイニングやオントロジー、大容量画像データ検索の手法を使い本研究のプラットフォームとしての機能化を図る。計画班においては、国立科学博物館収蔵の「昆虫インベントリー」、「魚類インベントリー」、山階鳥類研究所所蔵の「鳥類インベントリー」を中心にデータベース化を進める。また、オントロジーによる知の構造化を行うとともに、「サブセルラー・サイズ構造」の一次データである走査型電子顕微鏡写真など大容量画像データを整理・検索する技術を確立する。ここで構築するデータベースは、B01 班に供されるのみならず、産学連携、異分野融合によるオープン・イノベーションのプラットフォームとして、我が国におけるライフサイエンス系データベース との統合化を図る。また、工学系研究者、とりわけ若手研究者、学生に対して、電子顕微鏡観察を中心に生物試料取扱い実習プログラム、ワークショップなどを 博物館において開催する。