平成25年度の公募研究

有村 博紀

研究概要

本研究が連携する計画研究A01班で構築するバイオミメティクス・データベースは、生物学や材料科学などの異分野のデータベースを、画像データ検索技術により横断的に検索し、クラスタリングして提示することで、専門の異なる研究者に新たな気付きを提供し、異分野連携と産学連携の協力な推進器板となりうる。また、ISOにおいてバイオミメティクスの国際標準化の検討が開始されており、先に述べた画像検索技術を踏まえ、国際標準化に参画することで、我が国の国際競争力強化に貢献できる。

以上の背景のもと、本研究では、オープン・イノベーション・プラットフォームの実現に向けて、国際的産業応用可能ナバイオミメティクス・データベースの機能についての検討を目的とする。それにより、我が国がバイオミメティクスの産業応用で世界に先んじ、我が国の産業界に資することを目指す。また、本研究を通じて生物工学と工学に通じる人材の育成にも寄与する。

25年度の実施計画

(1 )バイオミメティクスに関する海外動向調査・分析
①バイオミメテディクス関連データベースの海外動向調査・分査結析
海外の生物資源データベースについて調査を実施する.調査結果からの異分デ野連携や産学連携携のための基盤としての成功要因と課題の抽す出,海外のデータベースとバイオミメティクス・データベースの連携可能性と差別化の方向性の提示を目標とする.
②バイオミメティクスに関する異分野連携や産学連携の取り組みの海外動向調査・分析
欧州等における異分野連連や産学連携に向けた組織化の動きについて調査を実施する.バイオミメティクスに関連する異分野連携や産学連携の取り組みの成功要因と課題の抽出を行う。これにより、連携可能性の提示を目標とする。

(2)バイオミメティクス・データベースの国際標準化活動
当該領域が構新するバイオミメティクス・データベ}スの国際標準化に行情向けて,バイオミメティクスの国際標準化を検討する技術委員会1SOITC266やその参加国の案動向に関して,公開報による動向調査を行う。ならびに、ISO/ITC266で新しいワーキングアイテムの実現や提案等の標準化活動を行う.

(3) バイオミメティクス・デ}タベースの産業応用に産関業する調査・分析
バイオミメティクス・データベ}スを学術界のみならず産業界にとっても魅力あるものとするために,企査業コンソーシアムの研究者に対して,バイオミメティクス・データベースへのニーズ、について,インタビュー調査を実施する.

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