平成27年度の公募研究

香坂 玲

研究概要

近年,マイクロ/ナノレベルでのバイオミメティクスの研究開発が進められている。ただし、一般の消費者が意識することは少なく研究開発側とのギャップがまだ大きい。そこで、(1) 社会に科学的な概念と機能をどう伝え広く普及させるのか(普及)、 (2) 実装に向けエンジニア-科学者を領域内でどう再架橋するか(再架橋)、(3) ISO等の企業・行政による規格・標準化の効果を評価しどのように策定するか(規格化)等の課題に取り組む。

27年度の実施計画

本年度は、上記課題の各領域について、消費者とのコミュニケーションを、モデルに沿って類型化し、データベースに事例として蓄積していく。データベースやウェブアンケートについては、本領域の研究者と協力して実施する。 また領域内の研究者に対しても、ウェブ上のアンケート調査を実施し、DBの構築、他分野との交流、アウトリーチ活動を実施した経験から得られた知見を収集する。消費者と研究者の感じている課題の違い、技術の適用局面の違いから、そのコミュニケーション・ギャップを明らかにし、それをフィードバックしたうえで、フォローアップのヒアリング調査を規格化に関わる企業、行政に対して行う。

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