バイオミメティクス・市民セミナー 2013年度後期
バイオミメティクス・市民セミナー 2013年度後期
北海道大学総合博物館 知の交流コーナーにて行われるバイオミメティクス・市民セミナーのご案内です。
会場:北海道大学総合博物館 知の交流コーナー
主催:北海道大学総合博物館
共催:科学研究費新学術領域「生物規範工学」
協賛:高分子学会バイオミメティクス研究会・高分子学会北海道支部
バイオミメティクス(Biomimetics)は、生物模倣技術と訳します。
「カの口を模倣した痛くない注射針」「サメの皮膚を模倣した水抵抗の少ない水着」「ヤモリの指先を模倣した粘着テープ」、 さまざまな分野での新技術の応用と
商品開発がなされています。
生物は、5億年の自然選択によって、人が頭で考えるデザインよりも優れたデザインを獲得しています。
博物館には多くの生物標本が収蔵されて
いますが、標本を工学者の設計デザインの視点から見直すとどうなるでしょう。生物学者では解けなかった自然の造形美の意味が解き明かされるかもしれません。そして生物のデザインからアイディアを得て新しい技術が生まれるかもしれません。
動植物の持つ能力や形・機能などの特性を把握し、そこからヒントを得て
人工的に設計・合成・製造するのが「生物規範工学」です。
生物学と工学と博物館を結ぶ、バイオミメティクス市民セミナーでは、生物学者と工学者が、新しい視点で生物の見方を紹介します。
セミナー22: 2013 年 10月5日(土)
野村周平(独立行政法人 国立科学博物館 動物研究部 主任研究員)
「昆虫のSEM写真から読み取るバイオミメティクス」
セミナー23: 2013 年 11月2日(土)
大園拓哉(産業技術総合研究所 ナノシステム研究部門
「リンクル(しわ)とバイオミメティクス」
セミナー24: 2013 年 12月7日(土)
平坂雅男(帝人株式会社 知的財産部 知財戦略室長)
「バイオミメティクスの産業応用ー世界動向と国際標準化ー」
セミナー25: 2014 年 1月5日(日)
出利葉浩司(北海道開拓記念館 学芸副館長)
「バイオミメティクスだけじゃない!!
博物館の活用法 ー開かれた博物館をめざしてー」
セミナー26: 2014 年 2月1日(土)
山内 健(新潟大学 自然科学系 教授)
「生物の不思議を工学に生かす
ーバイオTRIZという考え方ー」
セミナー27: 2014 年 3月9日(日)
北條 賢(神戸大学 理学研究科 特命助教)
「シジミチョウ、その騙しのテクニック」
ソフトメカニクス研究グループ 研究グループ長)
詳細はこちら:http://www.museum.hokudai.ac.jp/news/article/231/
・ポスター